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こんな風にフレットを打っています。16~20フレットのところはトップの裏に、頼りになるものがないので、そのまま打ち込んでも、フレットは入りません。写真は樫の木の木片を左手に持ち、サウンドホールから、入れ、打ち込むフレットの真下にあてて、枕とするわけです。このような小さな木片でも、かなり十分ですが、もう少し大きな塊ですと、ほぼ完全です。スチュアート・マクドナルド(以後SMDとします)にも、このため用の、かなり大掛かりな器具、が売っていますが、必要ないと、感じております。問題は、フレットの溝が狭い場合です。その場合、苦肉の策として、フレットの足を櫛にいたします。グラインダーでもって、足を磨っちゃうのです。 多い時は1日に3本ぐらい リフレットしますが、ギターにより、やり方を違えたりいたします。 サイドバインデイングがあるギターの場合、フレットの長さを決めてしまい、フレットの両端も成型してから打ち込みます。つまり、打ち込んで終わりにします。あとは フレットのバインデイングにかかっている長さを微妙にそろえる作業と、すり合わせです。 磨り合わせも、基本的にはほとんどやりません。フレットを抜いてからの指板を研磨することで、打ち込んでも高さがそろうようにしているわけです。理屈と実際は今でもなかなかうまくいきませんが、かなり、できるようになりました。
by mit53
| 2006-12-26 23:16
| アコースティックギター
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